2026.01.29

そのパイプが、日本の産業を動かしている。巨大プラントの現場に挑む―渡辺パイプの新業態「設備プラント」

工場の“当たり前”を支える、社内初の挑戦「設備プラント業態」とは?

設備プラント業態は、今年度より渡辺パイプのライフライン事業部に新設された新しい業態です。
これまで主力としてきた住宅設備や建築資材とは異なり、工場や設備プラントといった、モノづくりの現場を支える分野を担当しています。
工場の中には、製造工程ごとに張り巡らされた配管や設備があり、それらが正常に機能することで生産活動は成り立っています。
設備プラント業態は、そうした現場に必要な鋼管やステンレス管、鋼材、加工品などを提案・販売する仕事です。

国内のプラント市場は年間約5兆円規模とも言われます。

渡辺パイプとして本格的に取り組むのは今回が初めて。
既存事業で培ってきた営業力や提案力を活かしながら、現場で学び、一つひとつ形にしていく必要があります。

現在は、京葉工業地域の千葉県市原市エリアを中心に展開する東関東支店・千葉設備プラントSC、そして瀬戸内工業地域の岡山県水島エリアを中心に展開する中四国支店・岡山設備プラントSCの、2拠点でスタートしています。

(瀬戸内工業地域の岡山県水島エリア 水島コンビナート その景観は「夜景100選」にも選ばれるほど)

本音で語ってもらいました。プラント立ち上げに関わった3人にインタビュー

今回ご紹介する設備プラント業態は、渡辺パイプが新たに踏み出した挑戦のひとつです。
工場やプラントといった、日本の産業を支える現場に向き合うこの業態には、これまでにない難しさと同時に、大きな可能性があります。
今回は、業態の立ち上げや現場の最前線に関わる3名に、Zoomでインタビュー取材を行いました。
新しい分野に挑む中で感じた戸惑いや手応え、仕事に向き合う中で大切にしている考え方などを、率直な言葉で語ってもらいました。
完成された仕事ではなく、これから形をつくっていく仕事だからこそ見えてくるリアル。
設備プラント業態を通じて、渡辺パイプで働くことの一端を感じてもらえればと思います。

「正直、不安の方が大きかった」──ゼロから始まった現場(千葉設備プラントSC 所長・山本)

設備プラント業態への配属を告げられたとき、山本の頭に浮かんだのは期待よりも不安でした。

山本「正直、不安の方が大きかったですね。本当にやれるのか、手探りの状態でした」

これまでの営業とは勝手が違い、現場で求められる知識の幅も深さも段違い。「分かっているつもり」で進もうとすると、現場では通用しない。そんな壁に、何度も直面したといいます。
マニュアルも成功事例もない中で、山本所長が意識してきたのはチームで考えることでした。分からないこと、不安なこと、失敗したことも含めて4人で共有する。「何でも話せる空気」をつくることが、結果的に現場を前に進める力になっています。

山本「誰か一人が正解を持っているわけじゃない。全員で考えて、少しずつ答えを見つけていく。それが、この業態らしさだと思っています」

「転職したくらいの感覚でした」──未知の業界への挑戦(岡山設備プラントSC 所長・白水)


白水所長もまた、設備プラント業態に携わることで大きな環境の変化を感じた一人です。

白水「正直、転職したくらいの感覚でした」

同じ「設備」という言葉がついていても、プラントの世界はまったく別物。
専門用語も多く、最初は戸惑いの連続だったといいます。
それでも白水が前を向けた理由は、この業態がまだ完成していない分野だったからです。

白水「誰かがつくった答えをなぞる仕事じゃない。自分たちで考えて、積み上げていく仕事だと思いました」

未経験だからこそ学べることが多く、その一つひとつが成長につながっている。
白水所長は、そうした実感を持ちながら日々現場に向き合っています。

「“ない”ところから始める覚悟でした」──業態づくりの裏側(ライフライン開発部・課長 長久保)

設備プラント業態の立ち上げを、仕入れの面から支えているのがライフライン開発部の長久保課長です。
2年前に中途入社した長久保課長が直面したのは、
プラント向けの仕入れ基盤がほとんどなかったという現実でした。

長久保「“ないからできない”ではなく、“ないからつくる”。その覚悟で取り組んできました」

情報収集や交渉を重ね、約2年で約60社の仕入れネットワークを構築。
分からないことはメーカーや社内に素直に聞く。その積み重ねが、業態の土台を支えています。

長久保「諸先輩方が築いてきた土台の上で、さらに未来につながる基盤をつくっている感覚があります」

これからを、現場でつくっていく

設備プラント業態は、まだ発展の途中にあります。完成された仕事ではなく、現場で学びながら、一つずつ形にしていく仕事です。
扱う商材も、向き合う業界も、これまでとは異なる。
だからこそ、考え、対話し、試行錯誤する場面が日常にあります。
その積み重ねが、個人の成長となり、業態の力となり、やがて渡辺パイプの新しい価値につながっていきます。
「正解が決まっている仕事」ではなく、「自分たちで答えをつくっていく仕事」
設備プラント業態は、渡辺パイプのこれまでを土台に、次の時代を現場から支えていく挑戦です。
そのパイプは今日も、日本の産業の裏側で、確かに役割を果たし続けています。