2026.03.19

暮らしの基盤を、確かな信頼でつなぐ。商社の本質に惹かれて渡辺パイプへの入社を決意

このストーリーのポイント

□東日本大震災で目にした復興への取り組みが原点

□「君だから」と言われる営業担当への憧れと決意

□失敗を恐れない姿勢で、活気あふれる最前線へ飛び込む

東日本大震災をきっかけに、人々の暮らしを支えたいと思うようになる。渡辺パイプのインターンシップでは、人との信頼づくりがビジネスの基本であることを学んだ。将来は営業所の所長を目指している。

Profile
渡辺パイプ株式会社 内定
関根 さん

経営学部経営学科在学。東京都出身。社会や人々の暮らしを支える仕事に就きたいと考え、建築系専門商社を志望。工事や建築に必要なあらゆる資材を1社で供給できる点に魅力を感じて入社する。

地域との関わりの中で芽生えた、感謝と貢献の念

高校時代、週に一度、地域清掃の時間がありました。学校のグラウンドや通学路に加え、近隣の神社、小学校、幼稚園などの清掃をする中、住民の方々との交流が自然に芽生え、やがてその方々が私の所属するサッカー部の応援に来てくれるようになりました。こうしたつながりに大きな意義を感じた私は、大学のゼミで地域連携について深く研究したいと考えました。

ゼミでは地元のお祭りや小中学校の行事の手伝いなどを通じて、行政の方々、PTAの皆さんとの関わりを深めました。そして、大勢の人が地域への深い愛を持って活動していることを知り、あらためて自分の暮らす街や人、そして家族への感謝の気持ちを抱くようになりました。

残念ながら怪我が原因でサッカーは高校時代で辞めてしまい、大学に入ってからは近くの小学校のチームのコーチをしています。子供たちと一緒に汗を流すのはたいへん気持ちがいいのですが、一方で難しさもあります。コーチとして選手に指示を出す際、どうしても自分の言いたいことを全部伝えようとして、それでかえって選手を混乱させてしまうことがありました。

そこで私は、先輩コーチの指導する様子を徹底的に観察し、その指導方法を取り入れるようにしました。具体的には、一度に伝えることは3つまで、というルールを自分に課したのです。結果的に選手たちの動きは格段によくなり、指導の成果も上がりました。人に教えることを通じて自分が成長させてもらいました。

今は学生生活最後の春休みを存分に楽しんでいます。サッカーのコーチは大学卒業と同時に辞める予定ですので、心残りがないように全力で取り組んでいます。

その他の時間は、友人たちと楽しく過ごしています。京都や伊豆、福岡などへの旅行もしました。社会人生活を前に、とても心豊かな時間を過ごしています。

現場で汗を流す職人を助けたい。祖父の記憶が導いた道

2011年の東日本大震災のとき、私は小学校1年生でした。当時、福島県に暮らしており、自宅で1人だったときに、大きな揺れに見舞われたのです。子供心に「死んじゃうんじゃないかな」と本気で思ったほど、強烈な体験でした。その後も大きな余震が続く中、倒壊した家屋の撤去や道路の修復に追われる大人たちの様子が、深く心に刻まれています。自身も被災しているにもかかわらず、地元の人々の暮らしを再建するために奔走する姿には、本当に感動しました。

この経験から、将来は自分も社会や人々の暮らしを支える仕事に就きたいと思うようになりました。

もちろん就職活動の時期を迎えても、その志は変わりませんでした。

一番の軸は、社会に貢献できることです。しかし、それだけではなかなか業界は絞れません、そこで心に浮かんできたのが、母方の祖父の姿でした。祖父は大工で、私もよくその仕事現場へ遊びに行ったのですが、予定していた建築資材が届かないので困っている姿を何度も目にしていました。時には一緒にトラックに乗せてもらって、資材を探し回ったこともあります。そんな場面を鮮明に覚えていたことから、建築現場の職人さんたちを支えることで社会に貢献したいと思うようになり、建築系の専門商社を志望することにしました。

渡辺パイプの存在は、ゼミの先輩の紹介で知りました。

先輩の話で驚いたのが、約100万点もの商材を取り扱っており、家を一軒建てるために必要な資材すべてが渡辺パイプでそろうという事実でした。業界1位の企業にふさわしい取り扱い点数の多さには、圧倒されました。祖父のように困っている大工さんがいても、渡辺パイプならきっと助けられると思ったのです。

さらに、どんなに素晴らしい商材があっても、営業担当者がいなければ、それを確実にお客様へ届けることが難しいと考えました。これは会社を経営している父が私に教えてくれたことでもあります。父はシステムという目に見えないモノをつくっているのですが、有形であれ無形であれ、商材が真価を発揮できるのも、必要とする人にちゃんと届けられるからこそです。そんな重要な役割を担っている営業の仕事に、ぜひ自分も挑戦したいと思いました。

足を運んでこそ築ける、かけがえのない深い信頼関係

就職活動で印象に残っているのは、渡辺パイプの5daysインターンシップです。これは営業所の先輩に同行して、実際の営業の仕事を体験してみることが中心のプログラムで、自宅近くの営業所で取り組みました。

同行させていただいたのは、営業所の中堅社員の方でした。この先輩の言葉は、今も深く心に残っています。先輩は「常にお客様のもとに足を運び、お客様の思いを知ることを何よりも大切にしている」と話してくれました。そして実際に訪問した先のお客様は「いつも会いに来てくれるから信頼できるし、仕事もお願いできる」とおっしゃっていました。

電話やメールではなく、足を運び、直接顔を合わせてコミュニケーションするからこそ、確かな信頼が生まれます。ビジネスの基本はここにあると思いました。私はその事実に深く感動し、自分もお客様とのフェイス・トゥ・フェイスの信頼関係を大切にする人材になりたいと考えました。

もう1点、インターンシップで驚いたのは、営業所の活気です 。朝から鳴り響く電話やひっきりなしのメールに加え、工具などを求めて直接ご来店されるお客様も多く、常に活気に満ちていました。この忙しさは、日頃からお客様との間に厚い信頼関係が築かれている証拠であり、それこそが渡辺パイプの成長の理由なのだと実感しました。そして、こうした環境に身を置けば、きっと若手のうちからすぐに多くのお客様と接する機会を得られるのだろうと、入社後のイメージも明確になりました。

そんな多忙な中でも、社員の皆さんがインターンシップ生である私に気を配り、サッカーの話などの雑談をしてくださったことも印象に残っています。本当にフランクな雰囲気で、肩の力を抜いて過ごすことができました。

渡辺パイプへの入社を決めたのは、このインターンシップの最終日、営業所の所長の言葉を聞いた瞬間でした。

所長は「今まで本当に多くのお客様が“君だから”と言って契約してくれた」と話してくれました。

確かに圧倒的な数の商材でお客様のあらゆるニーズにお応えできることが渡辺パイプの強みではあるのですが、その強みを発揮できるのも、確固とした信頼関係があるからなのです。所長の言葉でそのことに気づいた私は、自分も所長のような営業担当者になりたいと考え、入社を決めました。そこに迷いはありませんでした。

不安を期待に変えて。失敗を恐れず挑む社会人への第一歩

内定後のことで印象に残っているのは、「最新ビジネス情報交換会」というイベントに参加したことです。これは渡辺パイプが主催して、有名ホテルのホールにメーカー様各社と工務店様や工事会社様各社をお招きして開催するもの。メーカーは自社製品をユーザーである職人さんたちに直接PRし、職人さんたちは新しい商材の情報などを仕入れることができます。まさにメーカーとユーザーをつなぐ商社ならではのイベントと言えます。

私は人事部の方と一緒に参加し、各メーカーのブースを訪ねて製品の説明に耳を傾けました。初めての経験で、見るものも聞くこともすべてが新鮮で、大変勉強になりました。メーカーの方からは「社会人になったら頑張って」と、応援の言葉もいただきました。

4月1日の入社を前に配属先が決まりました。偶然にも5daysインターンシップの際に通った営業所への配属となりました。馴染みのある営業所という点は安心ですが、一方で商品知識を身につけられるか、お客様と信頼関係を築けるか、不安も少なくありません。言葉遣いやビジネスマナーにも自信がありません。

しかし、サッカーのコーチとして小学生たちには「失敗こそいい経験」「失敗することで成長できる」と指導しています。今はその言葉を自分にも向け、失敗することを恐れずにがむしゃらにチャレンジすることが大切であると考えています。

東日本大震災では、断水も経験しました。蛇口をひねれば水が出るという当たり前のことがどんなにありがたいか、身に染みて感じたものでした。あの経験を忘れず、今度は自分がそんな当たり前を支えたいと考えています。お客様と信頼関係を築きながら、いつでも安心して水を利用できる環境の構築に貢献し、社会や人の生活を支えていきます。

そして将来は所長となり、多くの人材を育てていきたいと考えています。