着実な成長ができるのも、会社の安定があってこそ。
管理職を目指して、しっかりと道を踏みしめていく。
- #水と住まいの事業
2020年度入社/船橋住設サービスセンター 、2023年度入社/船橋住設サービスセンター
上田 敦稀(右)、佐々木 貴之(左)
Taiki Ueda / Takayuki Sasaki上田:大学が商学や経済に力を入れている大学で、周りには税理士や会計士を志す人も多くいました。私も経理関係の就職先も考えてはいたんですが、デスクに座ってパソコンとにらめっこし続けるイメージが強くて。それだったらもっと外に出ていくような仕事のほうがいいんじゃないかと思って、営業職を探していました。人と話すのが特段好きっていうわけでもなかったんですけどね(笑)。
企業選びのポイントは、長く安心して働ける安定性と、自分にとってやりがいのある仕事ができること、の2つでした。渡辺パイプは水と住まいという、人の暮らしや産業の根幹を支える事業で成長を続けてきた会社だったので、ここで働くことで社会に貢献でき、それが自分のやりがいにもつながると考えて志望しました。
佐々木:僕は小学校から大学までずっと野球一筋だったので、卒業したら絶対にスポーツ業界に進もうと決めていたんです。ただ、僕の就活期はちょうどコロナ禍の真っ只中で、スポーツ業界はその影響をモロに受けました。どの企業も業績が大きく落ち込んでいて、先行きが見えなかったんですよね。
スポーツ業界以外の選択肢は全く考えていなかったので、就活のスタート地点ですごく悩みました。世の中の大きな動きによって業界がまるごと傾いてしまう状況を目の当たりにしちゃったので、自分の将来をシリアスに考えざるを得なかったというか。やりたいこと以外にも目を向ける必要に迫られたんです。
でもそうやって自分の軸を一度手放すと、逆に何でもアリだなって思えるようになって。コロナ禍のような世界規模の問題が起きてもどっしり構えて揺るがない、タフな会社に惹かれるようになりました。渡辺パイプはコロナ禍でも業績を落とすことなく成長していたので、ここなら、という気持ちでエントリーしましたね。
上田:佐々木くんにとっても渡辺パイプの安定性は大きかったんですね。私もそこに魅力を感じていましたが、入社してからは福利厚生が非常に手厚い会社だということを知りました。結婚したときや子どもが生まれたときにも、会社からお祝い金や休暇をいただいて。他社の友達に聞いても「そんなに出る会社、そうそうないよ」って言われたり。
佐々木:確かに、入社後のほうが実感できそうですね。僕は土日休みで、年間休日が多めだったこともポイントでした。入社してから住設に配属されましたが、仕事内容はイメージ通りで、ギャップは全くなかったです。
上田:私たちが手掛ける住設という業態は、住宅設備機器(キッチン・バス・トイレ・給湯器など)や、配管材料を工務店・住宅会社・設備工事会社さま向けに販売・提案する仕事です。常に一定の需要がある、人々の暮らしに欠かせない住宅インフラを支える役割を担っています。お客さまのニーズに合わせた商品選定だけでなく、仕入先のメーカーさまと一緒にお客さま先に向けた新商品の紹介なども積極的に行い、受注につながるよう営業活動をしています。
佐々木:言ってしまえば住宅づくりに関わること全てが仕事になりますよね。新築でもリフォームでも、戸建てでもマンションでも。お客さまから提供された図面をもとに、自分たちが取り扱うことのできる資材や作業を洗い出し、それを提案としてまとめていく。
上田:全国に多数ある営業所の強力なネットワークを活かした対応力が渡辺パイプの強みです。例えば、この船橋営業所のお客さまが遠方の現場に入ったときでも、その付近にある営業所から資材をスムーズに手配することができるのは、お客さまにとっては非常に心強いメリットだと感じています。
上田:私も入社前に仕事のイメージはできていたんですが、けっこうギャップも感じました。というのは、私が最初に配属された営業所は都市部から離れた郊外だったんです。都市部だと自社の配送便でどこにでも配送できるのですが、一部の郊外は配送ルートの範囲外だったので、自分で現場まで資材を届けることもしばしば。中には床材などの重たい資材もあって、営業と言っても力仕事も多いんだな、というのは入社してから感じたことでしたね。
ただ、イメージとは違ったけど全然イヤじゃなかったし、むしろ営業としてはプラスでした。お客さまとその場で会話もできるし、現場でしか会えない人もいたりするので、なんとなく「同じ現場で仕事をしている」というユルい連帯感のようなものが生まれるんですよね。一緒に工事を進めていく手触り感を共有できるので仲良くなれるし、自分の提案がお客さまの役に立っている実感も持てます。
佐々木:僕もお客さまとのコミュニケーションは大事にしています。特に、言いにくいことを言わなくちゃいけないときや謝らなきゃいけないとき、正直「気まずいな〜」って逃げたくなるんですけど、そういうときこそ電話やメールで簡単に済ますのではなく、会って言葉で伝えるように意識してますね。
上田:コミュニケーションと言えば新人の頃、お客さまからの問い合わせにすぐに答えられなかったことがあって。リフォーム現場は住人の方がいる中での作業なので、スピード勝負。「確認するので明日連絡します」なんて言ってるうちに、競合他社のベテラン営業に発注先を切り替えられてしまいました。
あれは悔しかったですね。商品知識の勉強と、スピード感を持って対応できるように努力しました。当時、「電話にワンコールで出る」というのを自分ルールにしてる先輩がいて。お客さまからも絶大な評価を受けていたので、今もその先輩の真似をしています。
佐々木:商社という仕事は、言われたことを伝言ゲームで回すだけで仕事が成立することもあるんだろうけど、それだと営業として成長が止まってしまうし、お客さまからも信用されませんよね。僕の仕事の失敗談は、あるとき、店舗として利用されていた建物を大型の施設に作り変えるっていう案件を担当したときのことです。それまで住宅ばかりを担当して施設へのリフォームは初めてだったんですけど、全部自分一人でやろうとして、結局できなかったっていう経験がありました。
図面を見ても何が必要なのかも、渡辺パイプにどんなことができるのかも、全然分からなくて。工程管理も住宅とは全然違うんですよ。例えば家のリフォームだと資材の納入は早ければ早いほどいいんですが、同じノリでどんどん資材を現場に納入していたら「他の作業の邪魔になるでしょ!」って言われたり。段取りが全くできなかった。
当時の自分には予想もつかないトラブルがたくさん起きて、手に負えなくなって、先輩や所長に相談して助けてもらいました。
そのとき、先輩や所長に投げっぱなしにしてしまった自分の姿勢を注意されたんです。先輩も所長も自分の仕事がある中で僕のミスをカバーしてくれていたのに、僕は自分の仕事が早く終わったら何も言わずに退社していた。それは違うでしょ、って言ってくれて。
先輩も所長も仲が良いからこそあえて厳しく言ってくれているのは分かっていたので、しっかり反省してすぐ切り替えました。厳しい現場だからこそ、分からないものをそのままにせず、食らいついていかなきゃ、と。
上田:前向きに物事に取り組んでいれば、周りもそれを自然と助ける空気がありますよね。先輩方がちゃんと教えてくれるし、「もっとこうしたほうがいい」と思ったことは率直に意見を言える敷居の低さも良いところだと思います。
佐々木:今後の目標は、一社一社、一人ひとりを大切にして、細かな気遣いができる人間になることです。例えば、部材を交換する工事があったとしたら、他にも必要な部材がないかを考えて、お客さまに言われてなくても「これも入れといたほうがいいですよね?」と声をかけたり、お客さまが検討している部材のサンプルを頼まれなくても自分から送るようにしたり。本当に小さな気遣いだと思うんですが、その積み重ねで信頼を勝ち取っていけると思っています。
僕の未熟なところなんですが、売上に執着すると、それができなくなっちゃうんですよね。規模の小さな案件に対して注意力が落ちたり、丁寧に進めることを忘れてしまったりする。もちろん、仕事によって強弱を分けて効率よく進めていくことは大事だし、目標達成のために日々のアクションを取捨選択するのは必要なことですが、それは細かな仕事を雑にやっていいということじゃないですよね。数字の大小に左右されず、どんな仕事に対しても、同じように向き合っていけるマインドを鍛えていきたい。逆にそういう気遣いができる人なら、渡辺パイプの営業として成果を出せるんじゃないかな。
上田:そうですね。その気遣いこそが、私たちが商社として介在する価値だと思います。「お客さまが本当に必要としているものを提供する」という基本的なことを着実に繰り返した先に、自分自身の成長があるはずです。
私の目標は、中堅社員として後輩の指導にも積極的に関わっていくこと。これまで先輩方に支えてもらったように、私も後輩に知識や経験を伝えて、彼らを支えられる存在になりたいです。渡辺パイプの先輩方はみんな「過去の自分が教わってきたように、自身もチームを育てて引き上げていこう」という考え方を持っていて、新卒で入社した方々に対しても一人前になるまでみんなでしっかりと育てていく風土があります。
学生の皆さんは未知の世界を目の前にして不安な気持ちもあると思いますが、渡辺パイプには周りがしっかりサポートしてくれる環境が整っています。やる気と素直さを持って取り組めば必ず成長できる会社だと思いますので、安心して飛び込んできてください。一緒に頑張りましょう!
佐々木:僕自身の経験を踏まえて言うと、就活では好きなこと以外にも目を向けていろんな業界や企業を見てみるといいと思います。こんなこと、会社の対談で言っていいのか分からないけど、僕は別に渡辺パイプの業界や事業が好きで入ったわけじゃないし、コロナ禍がなかったら絶対入社していなかったと思う。だけど今も続けてるし、前向きに楽しく働けています。僕は業界の縛りを捨てたことで長く続く仕事に出会えたので、皆さんもぜひいろんな会社を見て、自分に合った会社に出会えるように頑張ってください!
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