着実な成長ができるのも、会社の安定があってこそ。
管理職を目指して、しっかりと道を踏みしめていく。
- #水と住まいの事業
グリーン事業部 中部関西統括部 部長
菅原 翼
Tsubasa Sugawara渡辺パイプ株式会社 グリーン事業部 中部関西統括部 部長の菅原 翼は、「水と住まいと農業の元気で快適な生環境を提案する」という経営理念のもと、地域の農業に寄り添いながら生産者を支援し続けている。
資材の供給にとどまらず、人と人、企業と地域をつなぎ、持続可能な農業と地域振興に貢献している。
菅原が担当したのは、株式会社SaTi代表取締役の山本翔史さんだ。山本さんは「土地なし・経験なし」の状態から脱サラし、農業の道に飛び込んだ人物。儲かる農業を実現するために選んだのはイチゴ栽培だった。坪単位の収益性が高く、戦略的に収益を伸ばしやすいからだ。
「農業は攻めるほどに売上が伸びると気づいた」と語る山本さんは、試行錯誤を重ねながら栽培技術と経営力を磨いていった。起業からわずか7年で栽培面積を約12,000㎡にまで拡大。さらに三重県玉城町で新規就農者の育成にも取り組み、地域振興事業の中心的存在となった。
この地域振興プロジェクトに、渡辺パイプは企業版ふるさと納税を通じて参画。農場の環境整備に必要な設備や資材の供給を担い、山本さんの挑戦を支えてきた。
「農業を支えることは、地域を支え、ひいては社会全体の活力につながる」という思いで、菅原は現場に足を運びながら支援を続けた。
菅原が大切にしているのは、机上の理論ではなく、現場の声に耳を傾ける姿勢だ。農業は天候や市場の影響を受けやすく、計画通りにいかないことも多い。だからこそ、生産者の状況に合わせた迅速かつ柔軟な対応が求められる。
例えば、山本さんの農場ではスマート農業による「見える化」を導入。温度・湿度・二酸化炭素濃度などをセンサーで計測・分析し、栽培環境を最適化している。収穫やパック詰め作業の工数もデータで可視化し、効率的な労務管理を実現した。
これらのシステム導入にあたり、菅原は必要な資材や設備をスピーディに手配。栽培効率と品質向上に貢献した。「現場が求めるものを、いかにタイムリーに提供できるかが私たちの役割です」と菅原は語る。
迅速かつ柔軟な対応力は、生産者の負担を軽減し、持続可能な農業経営を支える大きな力となる。
渡辺パイプは、単なる資材供給にとどまらず、地域振興にも積極的に関わっている。山本さんが推進する玉城町での新規就農者育成は、地域の雇用創出と農業振興に直結する重要なプロジェクトだ。
「農業は人を呼び込み、地域を活性化する可能性を秘めている」と山本さんは考える。その思いに共鳴した菅原は、渡辺パイプとしてふるさと納税制度を活用した資金支援を実施。農業設備の導入を支援し、新規就農者が安定的に経営できる環境づくりに貢献した。
「山本さんは、未経験者にも農業のノウハウを一から教え、独立できるまで育てています。その姿勢は、まさに地域づくりそのものです」と菅原は語る。
農業を支援することで人が集まり、地域が活性化する。その循環を支えるのが、渡辺パイプの役割だ。
農業人口の減少や担い手不足が叫ばれる中、菅原は「農業を守るためには、継続的な支援が不可欠」と考えている。そのため、山本さんのような挑戦者が持続可能な農業経営を行えるよう、資材や設備だけでなく経営面でもサポートしている。
例えば、農作物の安定供給に欠かせないハウス設備の導入時には、収益性や耐久性を考慮した提案を行う。さらに、生産者が効率よく販路を拡大できるよう、流通ネットワークを活用した出荷支援も行っている。
農業の未来を支えるため、渡辺パイプはこれからも生産者とともに歩み続ける。
菅原は、資材の提供にとどまらず、人と人、企業と地域をつなぐ役割にやりがいを感じている。「農業を支援することは、日本の食と地域を守ることにつながる。それが私たちの使命です」と菅原は言う。
山本さんのような農業の担い手が成長し、新たな人材を育てることで地域が活性化していく。その循環を支えることが、菅原の仕事の醍醐味だ。
「山本さんの農場で研修を受けた方が独立し、地域に新たな農家が生まれる。そんなつながりをこれからも増やしていきたい」と笑顔で語る菅原。
菅原はこれからも農業と地域を支え、未来へと続く道を切り拓いていく。
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