2026.02.24

みらくりん&はっぴょん ― 日常の中で、そっと笑顔をつなぐ存在

街を走るトラックで、見かけたことがあるかもしれない?

街中を走るトラックや、工事現場の近く。
渡辺パイプのロゴと一緒に、やわらかな表情のキャラクターを見かけたことがある人もいるかもしれません。
それが、渡辺パイプの公式キャラクター「みらくりん」と「はっぴょん」です。

名刺や封筒、社用車など、さまざまな場面に登場する「みらくりん」と「はっぴょん」は、会社の“顔”として長く親しまれてきました。
強く主張する存在ではありませんが、ふと目に入ったときに、少し気持ちが和らぐ。
そんな距離感で、人々の日常のすぐそばに寄り添っています。

建設や農業といった分野は、人々の暮らしを支える重要な仕事でありながら、日常生活の中でその役割が意識される機会は多くありません。
渡辺パイプは、水・住まい・農業といった生活インフラに関わる製品やサービスを通じて、社会や地域の基盤を支えています。
みらくりん&はっぴょんは、そうした事業の姿勢を象徴する存在として誕生しました。
企業活動の内容を直接語る役割ではありませんが、街の中でふと目に入ることで、渡辺パイプという会社を身近に感じてもらうきっかけをつくっています。

社会を支える仕事は、華やかさが前面に出るものではありません。それでも、日々の暮らしを守り、社会を動かし続けるために欠かせない役割を担っています。
みらくりん&はっぴょんは、そんな仕事の背景にある私たちの想いや姿勢を、やわらかなかたちで伝える存在です。

キャラクターに込めた物語 ――実は、絵本もあるんです。

みらくりんは、みんなに笑顔を届けるためにやってきたお姫さまです。
ピンクのほっぺと、頭にのった葉っぱがトレードマーク。その葉っぱは、笑顔の光を浴びて育ち、人々に笑顔が少なくなると枯れてしまうという設定があります。

一方のはっぴょんは、そんなみらくりんを支えるしっかり者。おっとりしたみらくりんを見守り、困ったときには自然と手を差し伸べます。
ニンジンが大好きで、憧れのみらくりんに近づきたいという想いから、頭にはティアラをつけています。

2010年生まれ。みらくりん&はっぴょんが生まれた理由

みらくりん&はっぴょんが誕生したのは2010年。
今から15年前、渡辺パイプが社会や現場との関わり方を見つめ直していた時期でした。
その立ち上げから関わってきたイラストレーターの上田しずかさんに、制作当時の背景と、これからへの想いを聞きました。


――キャラクター制作の話を最初に聞いたとき、どんなことを感じましたか?

まずは「ストーリー」を考えながらキャラクター像を膨らませていきました。物語があることで、
キャラクターのイメージがより明確になり、スムーズに制作を進めることができました。
「パイプの会社」と一口に言っても、非常に多岐にわたる商品を扱っていらっしゃいます。
それぞれの分野で、キャラクターを通じてサービスの魅力が伝わり、より多くの方に親しみを持っていただけたら、という想いを込めて制作しました。



――みらくりんとはっぴょんの設定で、特に意識した点はありますか。


「かわいらしすぎないこと(子どもっぽくなりすぎないように)」です。
そして、渡辺パイプ様という企業のイメージに合うよう「清潔感」を感じさせるデザインを心がけました。


(渡辺パイプ60周年記念ロゴにも登場)



――15 年にわたって愛されてきた理由は、どこにあると思いますか。

多くの企業キャラクターが広告や商品パッケージでの活躍が主であるのに対し、渡辺パイプ様のキャラクターは、社員の方々が乗る社用車などで全国を駆け巡り、「走っているのを見たよ!」という目撃情報が多数寄せられる点が、他社キャラクターとの大きな違いだと思っています。
企業と顧客、そしてキャラクターが一体となった温かい関係性を築いていて、このような日々の「出会い」と「交流」が、渡辺パイプ様のキャラクターを、単なる企業キャラクター以上の存在、つまり多くの人々に愛される特別な存在にしているのではないでしょうか。


――これからのみらくりん&はっぴょんに、どんな存在であってほしいですか?


大きな特徴は、何と言っても「親しみやすさ」「身近さ」にあると感じています。
ただ可愛いだけでなく、見た人に幸せな気持ちを与えてくれる、その魅力が色あせることなく、多くのみなさんに愛され続ける存在であってほしいと願っています。

日本全国の様々な場所で、社員のみなさまが乗る社用車などに描かれたキャラクターが走っているおかげで、「見たよー!」という写真が日々たくさん送られてきます。
そのたびに、本当にしあわせな気持ちになっています。

社用車の目撃情報は、止まっている時よりも走っている時の方が圧倒的に多いんです。
そのため、写真を撮るのは一苦労のようで、「きれいに写真が撮れたら良いことがある!」と、まるで縁起物のように親しまれています。
みなさんの日々に、キャラクターが少しでもハッピーを届けられているなら、とてもうれしいです。

上田しずか(うえだ・しずか)さん|プロフィール

シャトレーゼ「チョコバッキーまんが/シャトレーゼホテル石和キッズルーム壁画」、セキスイハウス「humming-eco」メインビジュアル、読売テレビ「土曜はダメよ!」「朝生ワイドす・またん!」「旅ぷら」番組ロゴ&キャラクター、「なんばパークス」店内柱イラスト、ダイドー清涼飲料水など。雑誌や広告、店内イラスト、キャラクター開発、ショップロゴなど幅広く手がけ、東京やニューヨーク・上海での個展開催やグループ展にも参加しています。
現在は大阪モード学園で講師も務める。 ※Amazon/Kindleで 育児まんが発売中
公式サイト:https://shizuka-ueda.jp/profile/