着実な成長ができるのも、会社の安定があってこそ。
管理職を目指して、しっかりと道を踏みしめていく。
- #水と住まいの事業

瀧は小学4年生の時、東日本大震災を経験した。電力会社に勤める父親は1週間帰ってこなかった。道路はボコボコで、電気は3日間止まった。お風呂にも入れなかった。当たり前だったライフラインが途切れた時、その大切さを初めて知った。
瀧は今、入社4年目。仙台電工サービスセンターでSEとして電気工事店に電設資材を届ける仕事をしている。就活では最初、電力会社を見ていた。でも渡辺パイプに出会い、「違う形でもインフラを支えられる」と知った。あの日の記憶が、今の仕事の原点になっている。
電気が止まった3日間を、忘れていない。
—— 渡辺パイプに入社を決められたキッカケなどありますか。
東日本大震災が起きた時、小学4年生でした。仙台にいて、沿岸部ではなかったけれど、記憶にはっきり残っています。電気は3日間止まって、道路もボコボコで。父親が電力会社に勤めていたのですが、震災が起きてから1週間は帰ってきませんでした。ああいう時に動いている人たちがいるんだなって、子どもながらに思いました。それがずっと頭にあって、就活では最初、電力会社を希望していました。でもたまたま渡辺パイプの話を聞く機会があって、違う形でインフラを支えている会社があるんだと知りました。自分は人と話すのが好きだし、営業で生活インフラに関われるなら、ここがいいなと思いました。
パイプの会社が、なぜ電材を。
—— 電工業態とは、どんなお仕事ですか。
電気工事店のお客さんに、現場で使う電設資材を届ける仕事です。コンセント、電線、アンテナ、照明器具。お客さんの現場のスケジュールに合わせて、いつまでに何が必要か確認して、見積もりを出して、商品を手配して、届ける。実はもともと歴史が好きで、文学部で平安時代を学んでいたんです。「ドロドロした人間関係が面白い」って(笑)。全然違う世界に来たように見えるかもしれませんけど、結局この仕事も人と人の関係がすべてなので、根っこは同じかもしれません。
倉庫に、ヒントが転がっていた。
—— 仕事でうまくいった経験を教えてください。
先輩から引き継いだお客さんで、最初はあまり注文をもらえないところがあったんです。配達のついでに挨拶に行ったり、夕方に顔を出したりしていたんですけど、なかなかうまくいかなくて。
—— それでも通っていたのですか?
ええ。それである日、そのお客さんのところへ行ったついでに倉庫を見てみると、うちからじゃなくて別の問屋さんから入れているケーブルが置いてあったんです。先輩に話したら、「多分このくらいの金額で入れてるはずだから、うちの見積もり持っていってみな」って教えてくれて。持っていったら「確かに安いね」と。そこからケーブルの注文をもらえるようになりました。そして2、3ヵ月後には1回で100万円くらいの案件も発注もいただくようになりました。大学の研究室改修のケーブル一式や、照明80数台の案件とか。先輩に相談しなかったら気づけなかった。倉庫を見なかったら始まらなかった。ヒントは現場にあるんだなと思いましたね。

2ヶ月間、放置してしまった。
—— 逆に失敗した経験も教えてください。
照明器具の納期フォローを怠ったことがあります。お客さんから「いつまでに欲しい」と言われて手配をかけて、最初の納期回答はしたんです。でもそこから2ヵ月くらい、フォローをまったくしなかった。忘れてしまっていたんです。お客さんは年内に欲しかったのに、結局間に合わなくて。かなり怒られました。
—— どう立て直したんですか。
すぐに会いに行って、謝りました。お客さんも「大事な案件だったからあの時は怒鳴ったけど、俺も悪かった」と言ってくれて。それ以来、納期の確認は絶対に自分から追いかけるようにしています。「いつまでに欲しいですか」を最初に聞くこと。間に合わなさそうだったら早めに連絡して、代替案を用意すること。放置が一番いけないんだと、あの時に学びました。
全国にある営業所が、全部つながっている。
—— 渡辺パイプならではの強みって何だと思いますか。
全国ネットワークだと思います。仙台で手に入らない商品でも、山形や他の県のサービスセンターから取り寄せることができます。お客さんによっては東北から北海道まで仕事に行く方もいて、その時は北海道のサービスセンターに協力してもらって、現地で部材を引き取れるように段取りします。お客さんからも「全国に営業所があって、どこでも引き取れるのがいい」と言ってもらえます。今、世界情勢の影響で銅の価格が上がったり、照明器具が入ってこなかったり、供給が不安定なことが増えています。そういう時こそ情報が大事で、メーカーさんやお客さん、社内の情報を共有して、早めに動けるかどうかが勝負になります。全国ネットワークがあるから、一人で抱えなくていいんです。

愛嬌があれば、大概のことは乗り越えられる。
—— これから、どうなりたいですか。
まずは通期予算を毎年達成できるSEになることです。今は8割から9割くらいで、まだ届いていないんです。先輩方を見ていると、去年の6月の段階でもう次年度の話をお客さんとしていたりします。そういう先を見越した動き方ができるようになりたいです。
あと、後輩を育てられる先輩にもなりたいです。今の職場は本当に恵まれていて、嫌な人が一人もいないんです。先輩たちは自分の作業の手を止めて、カタログを開いて一緒に教えてくれる。プライベートでご飯に行くくらい仲がいい。自分もそういう先輩になりたいと思っています。仕事で一番大切にしているのは、お客さんとの人間関係です。売り手、買い手の前に、まず人と人。笑顔を絶やさないこと、聞かれたことにちゃんと答えること、分からなかったら調べて答えること。愛嬌があれば大概のことはうまくいくと思っています。愛嬌は七難を隠すと本当にそう思っています(笑)。
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