2025.07.01

人の暮らしを支えるために。
若手2人が語る、渡辺パイプと電工の仕事

2021年度入社/船橋電工サービスセンター、2023年度入社/船橋電工サービスセンター

Wataru Ogasawara / Tomoki Yano

「生きていくこと」に関わりたい―
渡辺パイプに入社した理由

矢野:僕は「生活インフラに関わる仕事をしたい」という軸を持って就活をしていました。学生時代、千葉県の市原という街に住んでいたんですが、台風などの自然災害で街が大きな被害を受けるのを目の当たりにして、生活インフラの重要性に興味を持ち、暮らしを支えることに貢献できる仕事をしたいと思うようになったからです。

飲食や食品系、商業施設など、衣食住に関わる企業を調べていく中で渡辺パイプのことを知って。入社するきっかけになったのは、同じ大学の先輩が渡辺パイプにいて、仕事内容や社風などいろんな話を聞けたこと。リアルな話を聞いて、自分が働くイメージを持てたのは大きかったですね。
 
小笠原:矢野くんとも通じるところがあるんだけど、僕は「生きていく上で必要なことに関わる仕事」をしたい、と思っていました。
 
父が銀行員で、生きていく上で欠かせないお金を扱う仕事をしていた。父と仕事の話をすることはほとんどなかったけど、いつもイキイキと仕事に向かう姿が心に残ってて。そんな父に憧れて、自分も生きるために必要な仕事に携わりたい、と思っていた。その中で「住まい」という人の暮らしに欠かせない商材を扱っている渡辺タイプに魅力を感じて、入社を決めました。
 
僕の就活時期はコロナ禍で、会社説明会は全部オンライン。だから企業の生の情報を得るのが難しかったんだけど、矢野くんと同じく渡辺パイプに学生時代の先輩がいて、求めている仕事ができる会社だと、背中を押してくれました。
 
矢野:僕は正直、就活を始めるまで渡辺パイプのことは知らなくて。業態も「電工」や「水工」と言われても、何を扱ってるのかよく分からない。だけど説明会で、その一つひとつの業態がどんなことをやっているのか、丁寧に教えてくれたことは強く印象に残っています。
 
小笠原:これまでに手掛けてきたプロジェクトを聞くと「へぇ〜」って思うよね。誰もが知るような大企業のビルの照明や空調を丸ごと引き受けていたり。
 
矢野:そうなんです。目に見える部分だけじゃなくて、壁や天井の裏側に敷設された電線やLANケーブルなど、人の目には触れない部分にも携わっている。壁の向こう側にビッシリと配線されている様子は、普段は絶対に見る機会がないので初めて見たときはテンションが上りましたね(笑)。
 
小笠原:分かる(笑)。僕が渡辺パイプに魅力を感じたのは、全国にたくさんの拠点を展開しているところでした。 僕は北海道出身なんだけど、地元近くの営業所に異動できる制度(ふるさと公募)があるなど社員の生活をサポートしてくれる福利厚生が整っていて、安心して働けそうだなっていう印象がありました。
 
矢野:安心感はありますよね。企業規模だけでなく、社員の皆さんが親切で、内定後もきめ細かにフォローしていただいたり、座談会を開いて先輩社員の方と話す機会をつくってくれたり、疑問や不安を解消しやすい環境をつくってくれた。
 
小笠原:そうだね。だから入社後のギャップはほとんどなかった。お客さまも堅苦しい付き合いはなくフランクで、仲間に入れてくれるような感じがあるし。人情味を感じる場面も多いですね。

電工の仕事を通じて、人と人のつながりをつくる

矢野:電工の仕事は、営業一人ひとりが担当する全国の工務店・工事店さまに向けて、照明などの電気周りに関する提案営業を行う、というのが基本ですね。住宅や施設を新築(またはリフォーム)するにあたって、国内外に広がる約3,500のメーカーさまから照明器具やケーブル、空調設備や防災設備など、さまざまな電設資材・機器を仕入れて納入しています。
 
小笠原:お客さまから提示される図面をもとに、どんな照明をどう配置するか。お客さまによって希望のメーカーや仕様、予算感があるから、それを踏まえて提案づくりをする。渡辺パイプには「あかりプラン」という照明に特化した専門チームがあるから、協力してお客さまに響くプランをつくることも多いですね。

矢野くんは、これまでに何か心に強く残ってる仕事ってある?
 
矢野:入社1年目のトレーニング期間を終えて2年目に営業として担当を持つようになってから、すぐに大型の案件を受注することができたんです。それまでもいくつかの案件は経験したのですが、これだけの大規模案件となると必要な資材の量も工事の複雑さも、関わる人の数も全然違う。納期管理や仕入先との連携、資材の運搬方法、置場の確保など、とにかく調整すべきことがたくさんあって、大変でした。
 
小笠原:金額が大きくなると責任も大きくなる。経験不足や知識不足を補うために、所長も含め、いかに周りを巻き込むかが大事になってくるよね。
 
矢野:はい。ほとんど何も分からない状態からスタートしたので、所長からフォローいただきながらやり切りました。一人で背負いすぎず、周りを頼って仕事を成功へと導いていう考え方は、あの経験を経て身につきましたね。小笠原さんはどうですか?
 
小笠原:僕の印象に残っていることは、取引の少ない、関係性の弱いお客さまを担当したときのことかな。普通は、売れてるお客さまのところに行きたくなると思うんですが、それだと自分たちのビジネスが広がらないので、とにかく、そのお客さまのところに通い続けました。もちろんすぐに数字にはつながらない。だけど世間話から始まって、次第に注文をいただけるようになって、1年後には僕の売上上位に入るお客さまになった。今もすごく仲良くさせていただいていて。困難を自分で乗り越えた、思い出深い仕事です。
 
つらいこともあったけど、開き直って「これまでも取引は少なかったんだから、1円でも多く売れたら自分の実力だろ!」ぐらいの気持ちで向き合ってました(笑)。厳しいチャレンジだというのは所長も分かってるから、陰で見守ってくれていたことも後で知って。所長と面談するたびに、今でも「あのお客さまを上位に引き上げたのはお前だよ」って言ってくれます。
 
矢野:小笠原さんのお客さまと僕のお客さまをつないで新しい仕事になったこともありましたよね。
 
小笠原:あったね! お客さまから「こんな照明の工事ができる会社、知らない?」って聞かれたとき、矢野くんの担当しているお客さまが対応できることを知ってたので、矢野くんを通じて紹介しました。
 
それ以来、お客さま同士での関係性ができて、今も良い付き合いをしているそうで。お客さまをつなげるパイプ役になれたのは嬉しかったですね。それができるのは、幅広いネットワークを持つ渡辺パイプだからこそだと思います。
 
矢野:そうやって日本のインフラづくりに貢献できるのは、やりがいの一つですよね。僕が感じる渡辺パイプでの仕事のやりがいは「形に残る仕事ができる」ことなんです。友達や家族に「あの建物のプロジェクトに関わってたんだよ」って話ができるのは、誇らしいですね。
 
小笠原:誰でも知ってる商業施設やテーマパークの建設に関わるから、手応えがあるよね。これはやりがいって言えるか分からないけど、ショッピングモールに行った時とかに実際に使われている照明や空調につい目が行って、メーカーや製品名が気になってしまいます。凝ったデザインの建物だと空調が見当たらなくて「どうやってるんだ!?」って気になって探したりとか。
 
矢野:電工あるあるですね(笑)。けど、それもプロ意識があるからこそだと思います。

最も大切にしているのは、お客さまからの信頼

矢野:小笠原さんが仕事をする上で意識していることって何ですか?
 
小笠原:効率を最大化することかな。数十社の担当を持っていると、いろんなことが並行して動くし、タスクもどんどん増えていく。それを重要度や難易度に合わせて優先順位を付けて対応していくことが、効率化につながる。要はタスク管理を徹底するっていうことで、正確かつ迅速な仕事をすることが、お客さまから信頼を得る第一歩だと思ってます。

矢野:僕もまさに、お客さまとの信頼関係をすごく意識しています。お客さまから問い合わせを受けたとき、ただ回答するだけでなく、プラスアルファの提案をつけて回答するようにしているんです。例えば納期重視のお客さまには、普通の提案以外に、ちょっとコストは上がるけど早く納品できる商品を提案するとかですね。
 
小笠原:たとえその提案がその場では採用されなくても、常にお客さまのことを考えている姿勢は伝わるからね。
 
矢野:はい。僕たちの扱う商材って、ぶっちゃけ渡辺パイプ以外からでも買うことはできるじゃないですか。だからこそ、そういう姿勢が大切だと思っていて。「矢野から買いたい」って思ってもらえるように、仕事以外の雑談も楽しんで、関係づくりを心がけています。
 
小笠原:人によっていろんな営業スタイルがあるのも渡辺パイプの面白いところだよね。矢野くんのようなタイプもいれば、お客さまとプライベートの話は一切しない、だけど即レスと正確さで信頼を得るタイプもいて、十人十色です。
 
自分に合った仕事のスタイルを早く見つけるためにも、いろんな人から吸収することは大切。先輩後輩を問わず、誰にでも質問や相談が気軽にできる環境をつくることで、若手の引き出しがどんどん増えていく。
 
矢野:小笠原さんは若手のリーダーとして、そういう雰囲気づくりを積極的に進めていますよね。僕にとって一番歳が近い先輩が小笠原さんなので、いつも背中を見せてもらっています。

「育てる環境」の充実で、次の世代へとつないでいく

小笠原:僕が入社したときと比べて、後輩に仕事を教えるための体制が年々整っていってると思う。研修も充実しているし、すごく成長しやすい環境になったんじゃないかな。有給日数が増えたり、福利厚生も改善がどんどん進んでるし。
 
矢野:そうですね。研修もさまざまなカリキュラムがあって「ここまでやってくれるの?」とビックリするほど。仕入先のメーカーさまに来ていただいて商品について学ぶ勉強会や、実際に工具を使用する実技的な講習など、スキルアップに活かせるものばかりで、最初に感じていた「ついていけるかな」という不安は、もう全くないですね。

小笠原:僕はよくスポーツで例えるんだけど、若い子たちが萎縮すると強いチームにはなれない。逆に言うと、若い子たちが100%の力を出せるチームが一番強いんだよね。そうなれるかどうかはやっぱり僕たち次第だと思います。
 
これから入社する新入社員の皆さんにも、自分の個性を押し込むことなく、それを長所として活かせるようなスタイルを見出してほしい。そのための環境づくりは僕たちの仕事です。
 
矢野:そうですね。型にはまらず、自分に合うやり方を模索し、試行錯誤を繰り返すことのできる人なら、渡辺パイプは絶好のステージだと思う。考えて行動した分だけ経験を積むことができるし、上司も周りもたくさんアドバイスしてくれるから、必ず成長できます。
 
渡辺パイプの営業は単独で行動することが多いけど、一人ぼっちという感じはしないんです。いつも上司や先輩がいて、支えてくれている。僕自身もまだ営業として経験は浅いので、ぜひ一緒に、人の暮らしに欠かせない仕事を全うしていきましょう!